こんにちは、ハスキー不動産です。株主優待制度は世界的に見ても珍しい制度で、日本では多くの企業が配当と合わせて実施しています。配当とは違って、商品が直接届くと楽しいため、私も株主優待銘柄はいくつか保有しています。専業・兼業主婦(夫)の方はぜひ初めて株式投資の楽しさを知ってもらいたいと思います。
この記事は、株主優待投資に興味があるサラリーマン・主婦の方をターゲットに紹介しています。この記事を読むと、ハスキー不動産が個人的に保有している中でも、業績が安定していて、優待がカタログギフトなため万人向けな優待銘柄6銘柄を紹介しています。
それではいってみましょう!
株主優待制度を作る理由は?
この記事の読者は、株主優待は面白そうだけれど、株の初心者だから何を買ったら良いかわからない。購入した株が値下がりしてしまうのではないか。
株主優待は魅力的だが、会社の将来性は大丈夫なのだろうか。こういった心配をされている方も多くいらっしゃると思います。
本題に入る前になぜ企業が株主優待を発行しているかというと、いくつかの理由があります。
1. 多くの個人投資家に買ってもらい株主の数を増やしたい
2. 長期で保有してほしい or 株価を安定させたい。
3. 自社のサービスを知ってほしい、と企業によって目的は様々かと思います。
株主優待投資の最大のリスクは?
ところで、株主優待銘柄を保有する一番高いリスクは、株主優待制度の撤廃です。
個人投資家は株主優待を目当てに株主となっていることから、優待銘柄が優待廃止を発表すると、株価が大幅に下落する傾向にあります。
逆に言うと、株主優待制度を廃止させない(させる必要がない)企業の株を保有すれば初心者でも安心できるのではないでしょうか。
株主優待では、長期保有優遇制度を設けている企業があります。簡単に言うと、長期で保有すれば優待制度をグレードアップしますよ、もしくは長期で投資すると初めて優待を贈りますよ、という制度のことです。
これはまさに2. 長期で保有してもらい、株価を安定させたいという思いがあって株主優待制度を設けている企業と言えると思います。
すなわち、相当業績が悪くなり、キャッシュフローがたちいかなくなるような状況を覗いて、株主優待制度を廃止する可能性が比較的低いと言えるのではないでしょうか。
ハスキー不動産が保有する中で初心者にも安心な株主優待6選
今回はこの長期保有優遇制度を設けている企業の中から、業績や安定性、将来性を加味して7つの銘柄を紹介したいと思います。(配当等は2020年8月現在の情報を参照)
1.KDDI
いわずとしれた大企業であるKDDIも株主優待制度を設ける企業の一つ。私が利用しているUQ Mobileもauですし、じぶん銀行など通信以外の業界にも進出する勢いのある企業です。
株主優待は100株以上保有の株主は3,000円相当(5年以上保有の株主は5,000円)の商品カタログ、1,000株以上保有の株主は5,000円(5年以上保有の株主は10,000円)相当。
・配当利回り3.6%
・PBR 1.7倍
・PER 11.5倍
3月末に保有している株主宛に、6月頃に優待が到着します。私は、ゆず酢のジュース3本入りを頼みました。お米や、お肉など様々な商品の中から選べるのでとても楽しいです。効率性を重視して、100株保有することをおすすめします。
2.オリックス
航空機リースや不動産ファイナンス等幅広い分野で展開する総合金融企業です。
株主優待は100株以上保有の株主は商品カタログ(3年以上保有の株主はアップグレード)と水族館等のオリックスが運営する施設等の割引が受けられる株主カード
・配当利回り5.78%
・PBR 0.55倍
・PER 8.64倍
3月末に保有している株主宛に、6月頃に優待が到着します。私は毎年牛タンを注文しており、毎年夏に牛タンを食べるのを楽しみにしています。他にも、すみだ水族館の年パスなど、色々と選べるのが楽しいです。
3.ヒューリック
みずほ銀行系の不動産総合会社であるヒューリック。ここ数年でM&Aや物件売買等で大きく利益をあげている大企業。
株主優待300株以上保有の株主は3,000円分の商品カタログ(3年以上保有の株主はなんと、二点選択可能!)
・配当利回り3.49%
・PBR 1.4倍
・PER 10.66倍
12月末決算であるヒューリックは、12月末に保有している株主宛に、4月頃に優待が到着します。他の銘柄は夏ごろに到着することが多いので、春に到着する銘柄はありがたいです。ハスキー不動産はフルーツを頼むことが多いです。
4.東急不動産
渋谷を中心に幅広い種類の不動産を取り扱う大手不動産企業。大手不動産仲介会社である東急リバブルは東急不動産グループです。
株主優待の商品カタログは少し使いづらく、3年以上保有している500株以上保有の株主は2,000円分、1,000株以上保有の株主は5,000円分、5,000株以上保有の株主は10,000円分の商品カタログが送られます。他にも東急ハンズの買い物割引券や、東急不動産グループが運営するホテルの割引等幅広い優待を受けることができます。他の銘柄と異なり、長期保有することでようやく商品カタログを受領できるようになる、という点が大きく異なりますので注意が必要です。
・配当利回り3.48%
・PBR 0.57倍
・PER 11.83倍
3月末に保有している株主宛に、6月頃に優待が到着します、たぶん。というのも、東急不動産の株を買ってから3年経過しておらず商品カタログをまだ受け取っていません(笑)受領したら、更新しようと思います。
5.日本管財
日本管財は、ビルや住宅、公共施設等の幅広い建物の管理をする企業で、連続営業増益中の安定的に成長している大企業です。ビジネスモデルも安定しており、急激に業績が悪化する可能性も低いといえます。
株主優待100株以上保有の株主は2,000円分の商品カタログ(3年以上保有の株主は3,000円にグレードアップ)
・配当利回り2.53%
・PBR 1.43倍
・PER 16.0倍
3月末決算である日本管財ですが、なんと年に2回優待が届きます。3月末、9月末に保有している株主宛に、それぞれ優待が到着します。業績も安定しており、おすすめの銘柄です。
6.沖縄セルラー
実は、KDDI傘下の総合通信会社で、その名の通り沖縄で通信事業を行っており、沖縄でのシェアは驚異の5割。県内人口増で、今後も成長が期待されています。
株主優待は100株以上保有の株主は3,000円相当(5年以上保有の株主は5,000円)の商品カタログ、1,000株以上保有の株主は5,000円(5年以上保有の株主は10,000円)相当とKDDIと同じ優待です。
・配当利回り3.36%
・PBR 1.3.3倍
・PER 11.4倍
3月末に保有している株主宛に、6月頃に優待が到着します。KDDIと比較して、100株単元の株価が高いので、まずはKDDIを保有して、その後興味が出たら沖縄セルラーも保有すれば良いと思います。
さて、今回は初心者が始めやすい株主優待6銘柄を紹介しました。株主優待は、無味乾燥な株式投資(笑)の中で、色を添えてくれるオアシスのような存在です。長期保有を前提に楽しみながら株式投資をしましょう。最後に、株式投資は元本毀損リスクがありますので、自己責任でお願いいたします。それでは、ハスキー不動産でした。